数日前通過した台風、皆様の地域は大丈夫でしたでしょうか？

ブノポロジーの事務所がある静岡県浜松市は、市の多くの地域で停電にみまわれました。

夜、停電してしまい、幸いキャンドルがあったので無事過ごせましたが、

夜中すごい雨風で、何かが飛ぶ音、落ちる音、風が雨戸を叩きつける音で、あまり眠れず、

朝になって晴れてきても停電していて、

その日は、車の数も少なく（信号止まってるし、、）

窓を開けて過ごしても静かな朝でした。

よく考えると、冷蔵庫や、クーラー、洗濯機など、外でも中でも電気があるといろいろな音が出ているんですよね、

静寂の時間の中、久しぶりにバングラデシュを思い出しました。

バングラデシュでは計画停電や、雨風による断線の停電で、何時間、時には数日に渡って電気の供給が止まることがあります。

初めは停電だから作業は1日お休みかな、、と思ってたのですが、

なんてことはない、

停電なんて日常茶飯事で、慣れているバングラデシュの人たち。

製作をする女性たちは、電気があろうがなかろうが、作業所にやってきて、

明かりがないから半外のバルコニーのようなところで作業を始めます。

「強いなぁ。」

感心というか、尊敬しますよね。

自然に争わず、文明の利器にも依存しすぎず、

あるものを受け止めて、その中でできることをする。

彼らがどうしようもないよ、と諦めることに憤りを感じることもあるけど、

きっとそうして争わず、依存せず生きていると、大らかになっていくし、いかざるを得ないのかもな。と思います。

日本にいると、あまりにいろいろなことが便利すぎて、時間通りに動きすぎて、

バングラデシュにいる人たちの立場に立って、便利でない環境で、時間通りにいかないことを、

理解をしてあげることをついつい忘れちゃいがちになってしまうんだなぁ。

しばし立ち止まって考える時間となった停電の2日間でした。

最後に、今回の台風や、この頃の度重なる自然災害で被害に会われた皆様のご無事と、1日も早い復旧をお祈りいたしております。

写真は、お家で停電のため、リアルキャンドルナイトをしている停電二日目の我が家の風景です。